コラージュフルフルで湿疹は治ったけど抜け毛が増えた！どうしたらいい？
頭皮湿疹やフケ、かゆみとともに、抜け毛が増える症状が見られた時は脂漏性湿疹の疑いがあります。脂漏性湿疹は女性よりも、男性のほうが発症しやすいです。大人になってから脂漏性湿疹を発症すると、中々治らないことがあります。そんな脂漏性湿疹による抜け毛予防に期待されているのが、「コラージュフルフル」です。今回の記事では「コラージュフルフル」は何なのか、どんな種類や特徴があるのかなど、詳しく紹介していきます。
抜け毛予防に勧められたコラージュフルフルって何？
脂漏性湿疹の原因の一つとなっているのが、マラセチア菌です。マラセチア菌は、もともと人の皮膚に住みついている常在菌です。しかし、汗や皮脂を好む性質があり、頭皮に汗や皮脂が増えると、マラセチア菌が過剰に繁殖することがあります。
正常な数であれば皮膚を守る働きがあるものの、過剰な数まで増えると 炎症に繋がるため、頭皮環境が悪化し、抜け毛が増えてしまうのです。人によっては 加齢臭のような臭いが発生するため、悩みが大きくなることがありました。
「コラージュフルフル」は抗真菌成分を配合したヘアケア商品です。抗真菌成分により、脂漏性湿疹の原因となっているマラセチア菌の繁殖を抑える作用が期待できます。
コラージュフルフルの種類と特徴
「コラージュフルフル」には主に次のような種類があります。
コラージュフルフルプレミアム（薬用シャンプー）
コラージュフルフルネクスト（薬用シャンプー＆リンス）
コラージュフルフルスカルプ（薬用シャンプー）
「コラージュフルフルプレミアム」は、消臭・抗菌・抗真菌成分を配合した薬用シャンプーです。余計な皮脂を落とし、頭皮の臭いを抑えたい時に適しています。
「コラージュフルフルネクスト」では、自分の肌質にあったものを選べます。脂症肌向けの「すっきりさらさらタイプ（青）」、乾燥肌向けの「うるおいなめらかタイプ（赤）」があります。
「コラージュフルフルスカルプ」は、抗真菌成分とアミノ酸系洗浄成分を配合した薬用シャンプーです。さらに10種類の植物エキスを配合、頭皮環境を整える作用が期待できます。
コラージュフルフルは抜け毛が増える？減る？
「コラージュフルフル」配合の成分がきちんと作用すれば、脂漏性湿疹による抜け毛は少しずつ良くなるでしょう。しかし、成分の作用には個人差があります。中には「コラージュフルフル」で湿疹は治まったけど、抜け毛が増えてしまった…ということを耳にします。
そんな時は「コラージュフルフル」の選び方が間違っている可能性があります。しかし初めて使用する方は、どの「コラージュフルフル」を選べば良いのか、分かり難くありませんか？そこでメーカーさんのほうに質問してみました。
菌の過剰繁殖により、フケやかゆみ、臭いが発生している時に良いのは、「コラージュフルフルネクスト」とのこと。脂症肌の方は「すっきりさらさらタイプ（青）」、乾燥肌の方は「うるおいなめらかタイプ（赤）」を選んで下さいとのことです。脂漏性湿疹を抑えたい時には「コラージュフルフルネクスト」が良いと分かりました。
しかし、「すっきりさらさらタイプ（青）」を使用しており、頭皮がつっぱってかゆみが出るという方は自分にあわない可能性があります。そんな時は「うるおいなめらかタイプ（赤）」に変更してみて下さい。夕方頃には髪の毛がボリュームなくなる…。フケも抜け毛も多い…。そんな乾燥肌の方も「うるおいなめらかタイプ（赤）」を使用したほうが良いでしょう。
コラージュフルフルのお問い合わせ窓口で質問したQ&Aをまとめていますので、こちらもあわせてどうぞ。
期待できる作用は穏やか
「コラージュフルフルネクスト」はあくまでも、フケやかゆみ、臭いを抑えるための薬用シャンプー＆リンスです。 薬用シャンプー＆リンスは医薬品ではありません。
ある程度は脂漏性湿疹による抜け毛や薄毛の予防が期待できるものの、医薬品のような優れた効果は期待できないでしょう。薬用シャンプー＆リンスの作用は穏やかである点を把握しておいて下さい。
頭皮が濡れると臭いがひどくなる時は？
選び方の他にも注意したいのが、「コラージュフルフル」を使った後です。お風呂で洗髪した後、頭皮が濡れたままの状態で放置していませんか？頭皮が濡れたままだと、菌が繁殖しやすいために注意が必要です。
お風呂で頭皮が濡れると臭いがひどくなる…という時は、きちんとタオルで水分を拭き取りし、ドライヤーで乾かしましょう。プールに行く時は水着だけじゃなく、タオルとドライヤーも持参したほうが良いです。
その他にもシャンプー剤が頭皮に残り続けた時にも、臭いが発生しやすい ため、シャンプー後はよくすすぐことが大切。2分から3分ほどの時間をかけて、すすぎましょう。
頭皮トラブルも抜け毛も改善したい！コラージュフルフル以外のシャンプーという選択
「コラージュフルフル」を使用すると湿疹は治まるが、抜け毛が増えてしまう…。別のシャンプーに変更すると、抜け毛はマシになるけど、湿疹ができてしまう…。こんな時はどうすればいいのか分からなくなってしまいますよね。
改善方法は大きく分けて二つです。一つ目は湿疹対策に重きを置いてコラージュフルフルのシャンプーを使用し別で抜け毛対策をする。そして、もう一つは別のシャンプーに変えるという方法です。
コラージュフルフルお問い合わせ窓口で確認すると、育毛成分配合の「コラージュフルフルスカルプシャンプー」という商品があり、薄毛、抜け毛が気になる方に適しているという事でした。また、コラージュフルフルシャンプーと育毛剤との併用も抗菌作用に問題ないとの事でした。
そして、二つ目の方法として他のシャンプーに変えるという方法があります。刺激の少ないシャンプーだと言っても、やはり人によって合う合わないがあるので、頭皮トラブルが続くようなら他のシャンプーを試してみるのも良いでしょう。
「スカルプDシャンプー」には超脂性肌用、脂性肌用]、乾燥肌用と3タイプあり、自分の肌質にあったものを選ぶことが可能です。頭皮の余分な皮脂を落とし続ければ、頭皮環境の改善が期待できます。さらに「スカルプDシャンプー」には頭皮に活力をもたらすカッコンエキスが配合されているため、ある程度の抜け毛予防も期待できるでしょう。
その他にも皮膚科専門医が監修した「カダソン薬用スカルプシャンプー」という選択もあります。「カダソン薬用スカルプシャンプー」には抗菌成分や抗炎症成分などが配合されており、脂漏性皮膚炎に悩まされている方向けの薬用シャンプーです。ただし、 アトピー性皮膚炎の方には向きませんので注意して下さい。
頭皮を揉み洗いしても、臭いが気になる方にピッタリなのが「ザクロ精炭酸シャンプー」です。「ザクロ精炭酸シャンプー」は炭の粉末で頭皮の汚れや皮脂を落とす仕組みになっています。炭の粉末だけでは落とし切れない汚れや皮脂には、植物性のサボン草で対応です。
抜け毛を減らそう！自分にあったシャンプー探しのポイント
自分にあわないシャンプーを選んでしまうと、余計な時間をかけてしまいます。その間に脂漏性湿疹による抜け毛が増えかねないため、なるべくシャンプー選びには失敗したくないところ。自分の肌質にあったものを選ぶのは勿論のこと、頭皮に刺激を与える添加物を使用しないシャンプーを選ぶことが大切です。炎症によって頭皮環境が悪化している場合は、なおさらです。パラベンや鉱物油、合成着色料、合成香料、シリコンなどの添加物は不使用のシャンプーを選びましょう。
その他にも注意したいのが、シャンプーに配合されている洗浄成分です。石油系界面活性剤、アミノ酸系界面活性剤、シャンプーには大まかに分けて2つの洗浄成分があり、このうち頭皮にやさしいのがアミノ酸系界面活性剤です。 石油系界面活性剤は頭皮への刺激が強いため、頭皮環境が悪化している時は頭皮の荒れに繋がる恐れがあります。
石油系界面活性剤に良く使用されているのが、ラウレス硫酸Naやラウリル硫酸Na などの成分です。アミノ酸系界面活性剤では、ココイル～、ラウロイル～ などの成分を使用しています。シャンプーには成分表記があるはずなので、チェックしてから選ぶと良いでしょう。
その他にも重要なのがシャンプーの価格です。幾ら良いものでも価格が高すぎるのでは、続けるのが難しくなってしまいます。しかし、安すぎるものは品質が悪い恐れがあるため、価格と品質のバランスの良いシャンプーを選びましょう。
まとめ
ここまで「コラージュフルフル」で湿疹は治まったけど、抜け毛が増えた時にはどうしたら良いのか説明してきました。最後に主な点だけ簡単にまとめておきましょう。
脂漏性湿疹はマラセチア菌の繁殖が原因の一つ
コラージュフルフルでは抗真菌成分を配合しており、脂漏性湿疹の改善が期待できる
コラージュフルフルネクストは、自分の肌質にあったものを選ぼう
コラージュフルフルは医薬品ではないため、作用は穏やか
フケやかゆみ、臭いが治まらない時は他のシャンプーを選ぼう
「コラージュフルフル」で脂漏性湿疹を治そうと思っても、かえって抜け毛が増えてしまうと不安感が高まりますよね？「コラージュフルフル」の成分があわない可能性もあるため、思い切ってシャンプーを変更したほうが良い場合もあります。シャンプーを変更したい時の選び方が分からない時も、今回の記事を参考にしてみて下さい。どうやっても治らない時は、皮膚科の相談窓口を利用するのも一つの方法です。
