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アミノ酸系シャンプーで抜け毛が増える!?どういう事?

頭皮への刺激が少ないシャンプーとして人気なのが、アミノ酸系シャンプーです。抜け毛が気になる方にも、アミノ酸系シャンプーは注目されています。しかし、アミノ酸系シャンプーの使用で、かえって抜け毛が増えてしまったと耳にする事があります。なぜ抜け毛が増えるのか、アミノ酸系シャンプーについて分かりやすく説明していきますので、参考にしてみて下さい。

抜け毛にアミノ酸系シャンプーがいいと言われるのはなぜ?

市販のシャンプーに良く配合されているのが、石油系界面活性剤 です。石油系界面活性剤には洗浄力が強い、価格が安いなどのメリットがあります。メーカー側はお客さんに対し、汚れや皮脂を落としやすいシャンプーを低価格で提供できる為、積極的に使用している訳です。

しかし、人によっては洗浄力の強いシャンプーを使用すると刺激を感じる事があります。乾燥から守っている皮脂を落とし過ぎると、頭皮が乾燥しやすくなります。乾燥から守ろうとして、過剰に皮脂を分泌し、その結果、頭皮環境の悪化により抜け毛が増えることがあるのです。

アミノ酸系シャンプーで配合しているのは、アミノ酸系界面活性剤 です。洗浄力がマイルドなアミノ酸系界面活性剤には、頭皮への刺激が少ない、必要な皮脂を落とし過ぎないというメリットがあります。さらにアミノ酸系シャンプーは保湿力が高いため、頭皮へのうるおいが期待できる点も魅力の一つです。

人の頭皮はもともと弱酸性なのを知っていますか?酸性に傾き過ぎても、アルカリ性に傾き過ぎても、頭皮には良くないです。pH(酸性/アルカリ性の程度を示す)のバランスが大切ですが、アミノ酸系シャンプーは弱酸性であることも、頭皮にやさしい理由の一つとなっています。

抜け毛が増える!?アミノ酸系シャンプーのデメリット

アミノ酸系シャンプーはメリットだけではありません。人によってはアミノ酸系シャンプーの使用で、抜け毛が増えることがあるのです。頭皮にやさしいはずのアミノ酸系シャンプーの使用で、なぜ抜け毛が増えるのか、それは次のような理由が考えられます。
1. シャンプーの回数が増えた
2. アレルギーが出た
3. シャンプーのすすぎ残り

シャンプーの回数が増えた

アミノ酸系シャンプーは洗浄力がマイルドな関係上、洗い方によっては不要な汚れや皮脂が落ち切れないことがあります。しっかり洗浄出来なかった場合、かゆみやべたつきが出現する可能性があり、不快感からシャンプーの回数が増える事になりかねません。シャンプーの回数が増えると、頭皮にやさしいアミノ酸系シャンプーであっても、刺激を感じやすくなるでしょう。さらにシャンプーの回数を増やしたことで、頭皮に必要な皮脂まで落ちてしまうことがあるのです。

アレルギーが出た

私たち人の体を作るのに、重要なのがタンパク質という栄養素です。このタンパク質を構成しているのが、アミノ酸のために頭皮との相性が良くなっています。しかし、相性の悪い成分配合のアミノ酸系シャンプーを使用すると、アレルギーが出る恐れがあるのです。頭皮がかゆくなる、頭皮に炎症が起きるなどの症状が見られる時は、アミノ酸系シャンプーとの相性が悪い可能性があるでしょう。

シャンプーのすすぎ残り

頭皮にやさしいアミノ酸系シャンプーでも、よくすすぐことが大切です。すすぎ残りがあると、頭皮にフケやかゆみ、炎症などの症状が出ることがあります。治っていく過程で一時的に発生する「好転反応」ではありませんので注意しましょう。

抜け毛を予防する為のアミノ酸系シャンプー使用時の正しい髪の洗い方

アミノ酸系シャンプーで抜け毛を予防するには、正しい髪の洗い方が大切です。しかし、正しい髪の洗い方と言われただけでは分かり難くありませんか?そこで美容師さんに質問してみたところ、次のような髪の洗い方が良いとのことです。

1. まずはブラッシングで髪に付いたホコリを落とす
2. シャンプーする前にぬるま湯で髪や頭皮に付いた汚れを落とす(3分ほど)
3. 爪を立てず、指の腹でやさしくマッサージするようにシャンプーする
4. 洗浄成分が残らないよう、シャンプーした後はよくすすぐ(3分ほど)
5. 髪や頭皮に付いている水分をタオルでふき取りする
6. ドライヤーで乾かせば完了

ここでアミノ酸系シャンプーを使う洗い方のポイントをまとめます。アミノ酸系シャンプーは刺激が少ない分、洗浄力が弱いので、シャンプー前のブラッシングでしっかりほこりや汚れを落とす、シャンプー前のぬるま湯で汚れを落とす際は念入りに行う、シャンプー時は丁寧に洗い、頭皮の状態によっては2度洗いを行い、不要な汚れを確実に落とせる様にするという事が大事になってきます。

縮毛矯正を行うと抜け毛が増えるというイメージはありませんか?クセ毛を矯正するために薬剤を使用しますが、この薬剤には頭皮への刺激性があります。しかし、美容師さんに質問したところ、頭皮に薬剤が付かないように施術するため、縮毛矯正で抜け毛が増えることは殆どないとのことです。縮毛矯正によるダメージで髪が抜けても、それは切れ毛であることが多く、薄毛に繋がる悪い抜け毛ではありませんとの事です。

抜け毛を予防する為のアミノ酸系シャンプーの選び方

中には石油系界面活性剤が混ざっているアミノ酸系シャンプーがあります。アミノ酸系界面活性剤のみのアミノ酸系シャンプーを選びたいところです。石油系界面活性剤の成分と、アミノ酸系界面活性剤の成分の違いを次に紹介しておきます。

石油系界面活性剤の成分名  アミノ酸系界面活性剤の成分名
ラウレス硫酸~ ココイル~
ラウリル硫酸~  ラウロイル~

次に安全性の高いアミノ酸系シャンプーを紹介しますので、参考にしてみて下さい。髪へのダメージが気になる方にピッタリなのが、 アブリーゼの「ナチュラルオーガニックシャンプー」です。アブリーゼでは頭皮にうるおいを与える エキナセアエキスを配合しています。農薬を使用せずに育てた植物から抽出したエキスのために安全性が高いです。

海外製のシャンプーだと、髪がパサつくことはありませんか?そんな時でも日本人に合わせて作っているため、なめらかな髪が期待できます。その他にも大きなメリットとなっているのが、泡立ちの良さです。泡立ちの良さにより、一般的なアミノ酸系シャンプーより、汚れが落ちやすいです。

アミノ酸に抜け毛予防効果はない!薄毛対策には育毛成分配合アミノ酸系シャンプーという選択

体内でのアミノ酸が不足すると、抜け毛に繋がることがあります。しかし、アミノ酸系シャンプーを外から使用しても、抜け毛予防の効果は期待できないです。アミノ酸系シャンプーは、あくまでも頭皮環境を整えるものと考えたほうが良いでしょう。しかし、育毛成分配合のアミノ酸系シャンプーであれば、抜け毛予防が期待できます。

例えば「スカルプDポーテ」という女性用のアミノ酸系シャンプーです。「スカルプDポーテ」には健やかな髪の成長が期待できる次のような成分を配合しています。

ソイセラム タケノコ皮抽出液 チンビエキス バンジロウ葉エキス
ニンジンエキス ヒノキチオール ホウセンカエキス ビワの葉エキスなど

アミノ酸系界面活性剤を配合しており、頭皮に刺激のある石油系界面活性剤は一切不使用です。

その他にも育毛剤メーカーが提供する「チャップアップシャンプー」(男性用/女性用)があります。「チャップアップシャンプー」には、髪のハリとコシが期待できる成分を配合しているのが一番の魅力です。永久返金保証が付いているため、万が一相性が悪くてもお金が戻ってきます。

ただし、アミノ酸系シャンプーは石油系界面活性剤の市販シャンプーより、価格が高くなるのが気になるところ。特に育毛成分配合のアミノ酸系シャンプーは、価格が高くなる点に注意して下さい。

まとめ

アミノ酸系シャンプーで抜け毛が増える理由や、正しい髪の洗い方などについて説明してきましたが、如何でしたか?ここまでの記事を、簡潔にまとめると次のようになります。

 アミノ酸系シャンプーでも、成分との相性が悪いと抜け毛が増えることがある
 アミノ酸系と謳っていても、石油系界面活性剤が混じっているシャンプーがある
 成分表記に「ラウレス硫酸~」「ラウリル硫酸~」と記載してあるシャンプーは石油系界面活性剤
 「ココイル~」「ラウロイル~」と記載してあるシャンプーはアミノ酸系界面活性剤
 抜け毛予防を期待するなら、育毛成分配合のアミノ酸系シャンプーを選ぼう

抜け毛、薄毛対策にアミノ酸系シャンプーに変更したのに抜け毛が増えると不安に感じますよね?一言にアミノ酸系シャンプーと言っても含まれる成分は商品によって違いますので、この記事を参考にしながら、自分の頭皮にあったアミノ酸系シャンプーを選んでみて下さい。