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ストレスで抜け毛が増える女性が急増!ストレスコントロールで抜け毛を克服

少しのストレスなら問題ありませんが、大きなストレスは髪に良くありません。中には大きなストレスにより、抜け毛が増えてしまう女性が見られます。ストレスで抜けた髪はまた生えるのか、元の髪に戻るのかと不安に感じませんか?そこで今回の記事ではストレスによる抜け毛について、詳しく解説していきます。

ストレスで抜け毛が増える仕組み

最初になぜストレスで抜け毛が増えるのか、仕組みについて解説していきましょう。ストレスに大きく関係しているのが、自律神経(交感神経と副交感神経)です。交感神経と副交感神経の主な働きは次の表をご覧下さい。

交感神経 副交感神経
心拍数 増加 低下
血管 収縮 拡張
血圧 上昇 低下
気管支 拡張 収縮
消化液 減少 増加

 

運動時など活発に動いている時に優位になるのが交感神経、食事や就寝時などリラックスしている時に優位になるのが副交感神経です。 ストレスがかかった時には、交感神経が優位になります。先ほどの表にて血管のところを確認してみて下さい。交感神経には血管を収縮する働きがあることが分かりますよね?

頭皮の下にある血管が収縮すると、血行不良が起きやすいです。ヒトの細胞は血液から栄養と酸素の供給を受けていますが、毛根も細胞の一つのためにそれは同じです。「ストレス→交感神経が優位→血管収縮→血行不良→毛根への栄養と酸素が不足→抜け毛」。ストレスは上記のような仕組みで抜け毛が増えてしまうのです。

ストレス抜け毛が女性に急増する背景とは

専業主婦では家事や育児に専念できますが、兼業主婦ではそうもいきませんよね?旦那さんが家事や育児に協力してくれない場合、妻一人で家事や育児を行わなければいけません。働く女性は仕事や育児を行う時間が少なく、忙しさもあって大きなストレスがかかることが多いです。共働きの家庭が増えてきたことが、ストレスによる抜け毛に悩まされる女性の急増に繋がっている可能性が高いでしょう。

ストレスを減らす方法1、髪について正しく理解しよう

ストレスで抜け毛が増えたと思っていても、実は正常な抜け毛だった可能性があります。正常な抜け毛なのに、異常だと勘違いすると、余計なストレスを抱えてしまいかねません。まずは髪のヘアサイクルについて正しく理解しておきましょう。髪のヘアサイクルには次の3つの期間があり、それぞれ特徴が異なります。

働き  期間(女性)
成長期 毛母細胞が分裂し、髪を成長させる期間 4年~6年
退行期 毛母細胞の分裂スピードが弱くなり、髪の成長が緩やかになる期間 2週間~3週間
休止期 毛母細胞の分裂がストップし、髪が成長しなくなる期間 3か月~5か月

 

休止期から成長期に入ると、成長してきた新しい髪に押し出されるように、古い髪が抜けていきます。個人差があるものの、正常な抜け毛本数は 50本~100本ほど。シャンプー時には平均48.1本の髪が抜けるというデータもあります。
データ参照:日本発毛協会『正常な抜け毛、異常な抜け毛』

抜け毛が50本~100本以内に治まっていれば、大丈夫という訳ではありません。 毛根が細い抜け毛本数が増えた時は、ストレスによる抜け毛である可能性があります。いつもは50本の抜け毛だった人が急に100本になったなど、 急に抜け毛本数が増えた時にも要注意です。

ストレスを減らす方法2、病院で抜け毛の原因をはっきりさせよう

原因がわからないまま抜け毛に悩むことほど不安な事はありません。 分からない不安が何よりのストレスになります。そんな時は、まず原因をはっきりさせる事が一番のストレス解消となります。

女性の抜け毛・薄毛の原因はストレス以外にもたくさんあります。次のような脱毛症では、ストレス以外の原因によって抜け毛、薄毛の症状がみられます。

脱毛症  原因
びまん性脱毛症 加齢や過度なダイエットなどによるホルモンバランスの乱れ
円形脱毛症  免疫の異常
牽引性脱毛症 ポニーテールなど毛根に負担がかかる髪型
分娩後脱毛症 産後によるホルモンバランスの乱れ
脂漏性脱毛症 食生活や過度なシャンプーなどによる過剰な皮脂分泌

 

抜け毛の原因が分からない時は、病院の皮膚科で診て貰いましょう。自分の抜け毛がどの脱毛症なのか、病院の皮膚科で診て貰うとハッキリすることが多いです。脱毛症と分かった時は、病院の皮膚科にて適切な治療を受けると良いでしょう。

ストレスを減らす方法3、抜け毛、薄毛を気にせず生活する工夫

抜け毛・薄毛を気にしながら生活するのでは、余計なストレスを抱えかねません。次のような抜け毛・薄毛を気にせずに生活する工夫を日頃から実践したいところです。

 帽子
 パウダー
 ウィッグ
 育毛剤

帽子で薄毛を隠そう

オシャレを楽しみながら薄毛を隠せるのが帽子です。自分好みのデザインの帽子を選ぶと良いでしょう。しかし、暑い季節に長時間帽子を被り続けると、頭が蒸れてしまいます。頭が蒸れると余計抜け毛が増えることがあるため、なるべく通気性の良い帽子を選び、適宜被り直しするなど換気する様にしましょう。

パウダーで薄毛を隠そう

何らかの理由で帽子を被れない…という時に便利なのがパウダーです。出かける前にパウダーをふりかけるだけで、薄い部分が目立たなくなります。薄毛の初期症状であれば、パウダーだけで隠せることが多いです。スーパーミリオンヘアミスト など、自然な仕上がりが期待できるパウダーを選びましょう。

ウィッグで薄毛を隠そう

パウダーでは隠しきれないほど、薄毛が進んだ時に便利なのがウィッグです。ウィッグなら頭に被るだけで、減ったボリュームを増せるようになります。ウィッグは大まかに分けて、フルウィッグと部分ウィッグと2種類あります。頭の全体的に被るのがフルウィッグ、頭の部分的に被るのが部分ウィッグです。

広範囲の薄毛を隠したい時はフルウィッグ、薄毛が気になる部分だけ隠したい時は部分ウィッグを選びましょう。部分ウィッグを選ぶ時は、自分の髪色にあったものを選ぶと良いです。

育毛剤で抜け毛を減らし、薄毛を改善させよう

抜け毛を減らして薄毛改善を目指せるのが育毛剤です。しかし、男性の抜け毛・薄毛に見られるAGA(男性型脱毛症)ではないのに、育毛剤の効き目が本当に出るのか不安に感じませんか?そんな時は、女性の抜け毛・薄毛原因にあわせて作っている女性用の育毛剤を選びましょう。女性用育毛剤によって異なりますが、主に次のような効能が期待できます。
 抜け毛・薄毛の予防
 フケやかゆみ
 産後の抜け毛
 育毛・発毛促進
 養毛など

まだ若い30代では育毛剤の効き目は期待できないというイメージはありませんか?そこで育毛剤のメーカーに30代の女性でも効き目が出るのか質問してみました。

「以前の女性の薄毛は40代が多かったのですが、最近では環境が変わってきたため、若い女性でも抜け毛・薄毛に悩まされるケースが増えています。」「10代から30代でも育毛剤を使っている女性が多く、一定以上の効き目が期待できます。」「ただし、育毛剤の効き目は個人差があるため、必ず改善できる訳ではありません。」とのことです。

30代の女性でも育毛剤の効き目が期待できることが分かりました。しかし、人によっては育毛剤の効き目を実感できないという事も頭に入れておきましょう。

抜け毛を減らすストレスコントロール法

次からはストレスをコントロールし、抜け毛を減らす方法の紹介です。子育てを一人で行っていると、ストレスが溜まるという女性は子育て支援センターを利用する方法があります。子育て支援センターでは、主に次のような支援が受けられます。

 子育てに関する悩みの相談
 子どもとのお遊び
 他の親御さんとの交流
名称は多少違いますが、子育て支援の取り組みをしている市町村は多いので、問い合わせしてみて下さい。育児に正解なんてないのですから、何事も一生懸命頑張り過ぎない事、一人で抱え込まない事です。悩みを打ち明けるだけでも、きっと気持ちが楽になることでしょう。

その他にもストレスコントロールしやすいのが「好きなことをする」です。音楽や映画鑑賞など、自宅で楽しめる趣味であれば、仕事や子育てで忙しくても楽しみやすいです。外に出たい時はお子さんと一緒に公園などに散歩に出かけても良いでしょう。

まとめ

ストレスで抜け毛が増えた時の克服法などについて解説してきました。ここまでの記事を、簡単にまとめると次のようになります。
 抜け毛の毛根が細い場合は、ストレスが原因である可能性あり
 原因となっているストレスを解消すれば、元に戻る可能性あり
 中にはストレス以外にも原因がある脱毛症がある
 抜け毛の原因が分からない時は、病院の皮膚科で診て貰おう
 日頃からなるべくストレスを溜めないようにしよう

帽子やパウダー、ウィッグなどで薄毛を隠しながら、育毛剤で改善を目指していく方法もあります。最近分け目が目立ってきた、髪のボリュームが減ってきたという時には、実践してみて下さい。