40代の危険な抜け毛!防止する為に守るべき注意点
40代の男性で近頃急に抜け毛が増えてきた…という症状が見られた時は注意して下さい。それはAGA(男性型脱毛症)である可能性が高いからです。AGAになると抜け毛が短期間で終わらず、長期化して薄毛が広がる恐れがあります。今まで髪のトラブル無しだったのに、40代になってから薄くなってくると不安が大きくなりませんか?そこでAGAはどんな症状なのか、抜け毛を止める方法はあるのかなど、様々な点について解説していきます。
40代男性、こんな抜け毛は要注意
個人差がありますが、1日50本から150本ほどの髪が自然に抜けています。髪が抜けてもヘアサイクル(成長期→退行期→休止期) により生えてきます。今までのように太く長い抜け毛、毛根がしっかりしている抜け毛であれば、殆ど問題ありません。しかし、以下のような抜け毛が増え始めたら要注意です。
1. 細く短い抜け毛
2. 毛根が細い抜け毛
AGAになると ヘアサイクルの成長期の短縮が始まり、少しずつ軟毛化していきます。薄毛が気になる方は、日頃から抜け毛チェックを行いたいところです。抜けた髪を拾い上げるというのは、なかなか難しいですよね?そんな時は、朝起きた時の枕を確認してみて下さい。枕に抜け毛が10本以上見られた時は要注意です。
40代男性の抜け毛は老化現象かAGAの可能性大
個人差がありますが、私たち人間は20歳を超えると老化が始まると考えられています。毛根も加齢とともに老化が進むため、中年の方や高齢者の方の薄毛は老化現象の可能性もあります。 老化現象とAGAでは薄毛の症状が異なるため、自分の薄毛が老化現象なのか、AGAなのか、ある程度ですが分かります。
老化現象による薄毛では 頭部全体的に薄毛の現象が見られるのが特徴です。特定の部位だけ薄毛が進むことは少ないですが、AGAでは 「額の生え際」「頭頂部」といった特定部位に症状が起こりやすいです。
40代の抜け毛 AGA(男性型脱毛症)とは
AGAとは?男性ホルモンDHTに原因がある脱毛症のことを言います。男性ホルモンのテストステロン が、毛根(毛乳頭)に含まれる還元酵素によってDHTに変わります。 DHTには脱毛因子を作り出す性質があり、この脱毛因子によって抜け毛が増えてしまうのです。
テストステロンは思春期以降から分泌量が増え始めるため、早い人では10代からでもAGAの症状が始まります。しかし、 年代が進むほどAGAの発症率は高くなります。年代ごとのAGA発症率は次をご覧下さい。
年代 | AGA発症率 |
20代 | 6% |
30代 | 12% |
40代 | 32% |
50代 | 44% |
60代 | 51% |
70代 | 61% |
参照 Takashima T et al.In:Orfanos CE et al,eds.Hair Rserch.Springer,Berlin Heidelberg New York:1981 287~293
30代では12%と低めなAGA発症率に対し、40代では32%と急激にAGA発症率が上がります。「額の生え際」「頭頂部」の髪が細く弱弱しくなってきた40代の方は、老化現象ではなくAGAを疑ったほうが良いでしょう。
AGAが始まると将来どうなる?
AGAには次のような進行パターンがあります。
「額の生え際」から進行し、M字型になる
「頭頂部」から進行し、O字型になる
「額の生え際」「頭頂部」の両方から進行し、U字型になる
AGAの症状進行にも個人差がありますが、側頭部や後頭部の髪は残ることが多いです。しかし、AGAを放置すると将来ハゲ上がってしまう恐れがあります。
AGAは遺伝する?
ハゲ家系に生まれると、自分もハゲるのでは…と心配になりませんか? AGAは遺伝しやすく、特に母方から受け継ぐと考えられています。母の父、つまり祖父がハゲだった場合は注意が必要です。
AGAクリニックでは2万円ほどの費用で、AGA遺伝子検査が受けられます。自分がハゲの遺伝を受け継いでいるかどうか、気になる時はAGA遺伝子検査 を受けてみると良いでしょう。
40代の抜け毛対策 髪の洗い方で抜け毛が減る
将来ハゲ上がってしまわないよう、日頃から抜け毛対策を実践したいところです。まずは髪の洗い方から見直してみませんか?
市販の安いシャンプーだと、高級アルコール系の洗浄成分配合のものが多いです。高級アルコール系は洗浄力が強いメリットがありますが、髪や頭皮へのダメージも強いデメリットがあります。アミノ酸シャンプーではマイルドな洗浄成分を配合しており、髪や頭皮へのダメージが少ないです。
アミノ酸シャンプーの使い方は?
「アミノ酸シャンプーはどんな使い方が良いの?」という疑問が湧きませんか?そこで知人に美容師が居るため、アミノ酸シャンプーの使い方を質問してみました。次のような使い方が望ましいとのことです。
1. まずはぬるま湯(38度ほど)を使用し、2分から3分ほど髪を予洗いする
2. シャンプーを手に取り、ぬるま湯を加えて泡立たせる
3. シャンプーで2度洗いを行う
4. 2度洗い後は、ぬるま湯ですすいでシャンプー剤を落としておく
5. 乾燥したタオルで水分をよく拭き取っておく
6. ドライヤーで髪を乾かす
特にシャンプーする前の予洗いと、2度洗いがポイントであることが分かりました。爪を立てて洗う、水分を拭き取る時にゴシゴシこするといった方法は禁物 とのことです。
40代の抜け毛対策 頭皮マッサージで血行改善
抜け毛や薄毛には頭皮マッサージがいいと聞いたことはありませんか?頭皮は年齢とともに硬くなり、血行が悪くなることがあります。髪を伸ばすには栄養が必要なため、頭皮の血行が悪くなるとヘアサイクルが乱れかねません。
硬くなった頭皮を柔らかくし、血行を良くする働きが期待できるのが頭皮マッサージです。しかし、 グリグリ力を入れた頭皮マッサージを行うと、頭皮や毛細血管が傷むことがあるために注意して下さい。
シャンプー前にヘッドスパブラシで頭皮マッサージ
ヘッドスパブラシ というヘアケア用品があるのを知っていますか?ヘッドスパブラシを使用し、ブラッシングすると頭皮へのマッサージ効果が期待できます。毛穴に入った汚れも落ちやすくなるため、シャンプー前に使ってみると良いでしょう。中にはチャップアップシャンプーのように、ヘッドスパブラシをプレゼントするメーカーもあります。
40代の抜け毛対策 育毛剤の効果とは?
既にM字型やO字型の症状が始まった…という時に有効なのが育毛剤です。最近ではドラッグストアでも育毛剤が販売されており、手軽に入手できるようになりました。市販の育毛剤にもよりますが、頭皮の血行促進が期待できる成分がよく配合されています。しかし、AGAの原因となっている男性ホルモンDHTを抑える訳ではありませんので注意が必要です。
DHTを抑える成分配合の育毛剤を選ぼう
薄毛の症状がAGAの場合、男性ホルモンDHTを抑える成分配合の育毛剤を選びたいところです。男性ホルモンDHTを抑える主な成分を紹介しておきましょう。
オウゴンエキス
ヒオウギ抽出液
ビワの葉エキス
大豆イソフラボンなど
上記の成分配合の育毛剤は主にインターネットで入手することが可能です。ドラッグストアでは取り扱いがない事が多い為、購入時には注意して下さい。
育毛剤と育毛サプリの併用
より効果的な抜け毛対策を実践したい時に便利なのが、育毛剤と育毛サプリの併用です。頭皮に塗る育毛剤、口から飲む育毛サプリでは使用方法が異なるため、併用しやすくなっています。育毛サプリも育毛剤同様、配合成分には注意したいところです。
抜け毛や薄毛の症状がAGAの場合は、ノコギリヤシエキス配合の育毛サプリに注目してみて下さい。ノコギリヤシエキスには、男性ホルモンDHTを抑える作用があります。
しかし、併用が有効と言われただけでは、どの組み合わせが良いのか分かり難いですよね?そんな時は育毛剤と育毛サプリとセットでインターネット販売しているものを選ぶ方法が簡単です。
例えばチャップアップではローションとサプリのセットがあります。チャップアップならローションとサプリの両方で、男性ホルモンDHTを抑える成分が配合されています。
まとめ
ここまで40代の危険な抜け毛や対策について説明してきましたが、参考になりましたか?抜け毛対策する時に注意したい点を次にまとめておきます。
髪の洗い方を見直しする時は、シャンプーの選び方に注意
頭皮マッサージする時は力の入れ過ぎに注意
育毛剤はDHTを抑制する成分配合のものを選ぼう
育毛剤と育毛サプリの併用はさらに効果的だが組み合わせに注意
遺伝しやすいAGAでも、探せばいろいろな対策があるものです。ただし、AGAの薄毛はは徐々に進行し、年代が進むほどAGAが治りにくくなるため、なるべく40代前半のうちに対策を始めたほうが良いでしょう。