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睡眠不足が薄毛の原因!?良質な睡眠でフサフサ頭を取り戻す

人は睡眠を取って休息するものですが、睡眠不足は薄毛の原因になりかねません。男性の薄毛というと男性ホルモンが原因となるAGA(男性型脱毛症)のイメージが強いですよね。しかし、AGAではなくても薄毛が起こる事があります。睡眠不足による薄毛がどうやって出来るのか気になりませんか?そこで、今回は睡眠と薄毛の関係についてご紹介したいと思います。

AGAの薄毛と睡眠不足の薄毛 発症部位の違い

AGAによる薄毛と睡眠不足による薄毛とどう違うのか気になりませんか?両者とも同じ薄毛の症状であっても発症部位が違う事があります。詳しく見ていきましょう。

AGAによる薄毛はどの部位で発症するの?

男性ホルモンにはいくつかの種類がありますが、その中に脱毛作用のあるジヒドロテストステロンがあります。このジヒドロテストステロンへと変化させているのが、「額の生え際」と「頭頂部」にある毛根に含まれている還元酵素です。

側頭部や後頭部にある毛根には、ジヒドロテストステロンへと変化させる還元酵素が殆ど含まれていません。そのため AGAでは「額の生え際」と「頭頂部」の部位で薄毛の症状が始まりますが、側頭部や後頭部の部位では殆ど症状が見られません。

睡眠不足による薄毛はどの部位で発症するの?

睡眠不足による薄毛とAGAによる薄毛では原因が違います。側頭部や後頭部も含め、睡眠不足による薄毛では頭部全体的に薄くなる可能性があるのです。全体的に薄くなる症状は老化による薄毛の症状に良く似ています。AGAによる薄毛が始まっている方が睡眠不足になると、さらに薄毛の進行が加速しかねないために注意が必要です。

睡眠不足が薄毛にどう影響するのか?

なぜ睡眠不足が薄毛に影響するのか、それは成長ホルモンにあります。成長ホルモンが必要なのは、成長期にある子どもだけではありません。大人になってからでも必要不可欠なのが成長ホルモンです。 成長ホルモンは骨や筋肉などの成長・維持だけじゃなく、髪の毛を成長させる時にも役立っています。

ここまでの説明だけだと「成長ホルモンと睡眠不足とどう関係しているの?」という疑問を持ちませんか? 成長ホルモンの分泌が多くなるのは睡眠時なのです。睡眠不足が続くと成長ホルモンも不足し、髪の毛の成長に悪影響を与えてしまうという訳です。

薄毛と睡眠不足の関係(早く寝れる環境ではない場合どうしたらいい?)

「残業で夜遅く帰宅する事が多いため、充分な睡眠時間が取れない…」そんな早く寝られない環境の方は如何したら良いのか迷う事はありませんか?会社からの帰宅時間が遅くなった際、電車やバスで寝てしまうと自宅で眠れなくなる恐れがあります。電車内やバス内で眠たくなっても我慢したほうが良いでしょう。

「夜勤が多いため睡眠時間が不規則…」という方も睡眠不足に陥りがちですよね。昼間の太陽光が目に入り続けていると目が冴えてしまいます。遮光カーテンなどで室内に強い太陽光が入らないようにしましょう。夜勤する時は仮眠を取れる時間がありませんか?20分でも30分でも構いませんので時間がある時は仮眠を取りましょう。

パソコンやスマートフォンなどの液晶画面からはブルーライトと呼ばれる光が含まれています。ブルーライトが目に入ると睡眠に悪影響があるため、ブルーライトカットフィルムやブルーライトカットメガネなどで対策すると良いです。

睡眠不足による薄毛にはアルギニンを補給する

その他にも アルギニンという アミノ酸を体内に補給する方法があります。アルギニンを補給しても睡眠に繋がる訳ではありません。しかし アルギニンには成長ホルモンの分泌を促す働きがあり、睡眠不足時の補給にピッタリです。アルギニンを多く含む主な食品は次の通り。

 鰹節
 きな粉
 しらす干し
 湯葉
 大豆
 筋子
 毛ガニ
 豚肉
 鶏肉など

高価な毛ガニや筋子でアルギニンを補給するのではお金が大変ですよね。そんな時はサプリメントでアルギニンを補給する方法もあります。食品からアルギニンを補給するよりサプリメントのほうが効率が良いというメリットがあります。ただしアルギニンの過剰摂取に繋がらないように注意して下さい。

薄毛と睡眠不足の関係(ストレスについて)

仕事などでストレスが溜まっていると中々就寝できませんよね?残業が多くなるとなおさらストレスが溜まりやすい事がありました。睡眠はストレス解消に繋がるため、睡眠不足がさらにストレスを溜める結果になりかねません。

なぜストレスがあると睡眠に悪影響を与えるのか、それは ノルアドレナリンと呼ばれるホルモンが大きく関係しています。 人がストレスを感じると体内で増えるのがノルアドレナリンです。ノルアドレナリンには緊張や不安を高める作用があるため、中々就寝できなくなるのです。

ストレスは血行不良の原因になる

ストレスが掛かり続けると血行不良の原因になる事があります。髪の毛が伸びるには血液から栄養と酸素を受け取りしないといけません。しかし血行不良になると栄養と酸素が不足し、髪の毛に悪影響が出てしまうのです。ストレスによる睡眠不足も加わると悪循環に陥りかねないために過度なストレスには要注意です。

薄毛と睡眠不足の関係(更年期の変化について)

個人差がありますが45歳~55歳頃の女性に良く見られるのが更年期障害です。女性ホルモンの量は20代でピークを迎え、ピーク後は年齢を重ねるごとに女性ホルモンの量が減っていきます。 40代になると急激に女性ホルモンの量が減っていきますが、ホルモンバランスが乱れた時に生じやすいのが更年期障害です。

更年期障害には様々な症状がありますが、その中に不眠があるのを知っていますか?その他にも更年期障害には頭痛やめまい、不安感、イライラ、のぼせ、動悸、息切れなど不眠になりやすい症状が様々です。

ホルモンバランスの乱れは薄毛の原因に

ホルモンバランスの乱れ自体も薄毛の原因になります。髪の毛の成長に役立っているのが、女性ホルモンの一つであるエストロゲンです。ホルモンバランスが乱れ、エストロゲンが不足すると髪の毛に悪影響を与えてしまいます。さらに更年期障害による睡眠不足が加わると薄毛の症状が悪化しかねません。

薄毛を予防する睡眠不足解消法

AGAによる薄毛には育毛剤や発毛剤、AGA治療薬など様々な治し方があります。しかし「睡眠不足による薄毛は治るの?」と不安に感じませんか?

そんな時でも原因となっている睡眠不足を解消すれば、薄毛の改善が期待できます。7時間8時間といった長めの睡眠時間でも、質の悪い睡眠では充分な成長ホルモンが期待できません。睡眠の量ではなく、良質な睡眠を重視し、成長ホルモンの分泌を促しましょう。

良質な睡眠を取る方法

良質な睡眠を取りたい時には次のような方法があります。

 適度な運動を行う(就寝前は控える事)
 夕食は就寝直前にとらない(就寝3時間前が理想)
 室温を快適に保つ(夏は冷房、冬は暖房など)
 リラックスする(ぬるめのお風呂、暖かい飲み物、音楽など)
 体型に合った寝具
 乱れた生活習慣の改善(栄養バランスの取れた食事や規則正しい睡眠など)

就寝前にタバコを吸う、コーヒーを飲むのは禁物です。かえって目が冴えてしまう事があるために注意して下さい。お酒好きな方は「アルコールを飲めば眠たくなるけど…」と思いませんか?しかし過度なアルコールはかえって薄毛の原因になるため、お酒を就寝前に飲まないほうが良いでしょう。

まとめ

睡眠不足は薄毛の原因になる事、良質な睡眠が重要である事を説明してきました。注目点だけまとめると以下のようになります。

 睡眠不足による薄毛は頭部全体的に起きる可能性あり
 睡眠不足だと髪の毛の成長に役立つ成長ホルモンが不足しやすい
 ストレスが続くと睡眠不足になりやすい
 更年期になると頭痛やめまい、イライラなどの症状で睡眠不足になりやすい
 薄毛を予防したい時は良質な睡眠を心がける

「寝不足が続いたためか、最近髪の毛のボリュームが少なくなった…」寝不足を解消するためとはいえ、睡眠薬には頼りたくないところです。そんな時は薄毛の症状が進む前に、今回の記事を参考にしてみて下さい。