抜け毛対策に馬油という選択 効果を検証レポート
抜け毛対策に馬油が良いと聞いたことはありませんか?しかし、初めて馬油を使用する方の場合、本当に抜け毛予防ができるのか気になることでしょう。そこで今回の記事では馬油で抜け毛予防ができるのか、ご紹介していきます。馬油の効果的な使用方法が気になる方も参考にしてみて下さい。
抜け毛に効果があるという馬油とは?
馬油とは、文字通り馬から採取した動物性の脂分のことを言います。昔から馬油がヤケドや肌荒れ、ひび、切り傷などに用いられてきました。私たち人の皮脂に近いと言われており、馬油を肌に塗布してもなじみやすいです。馬油はベトベトするイメージが強いでしょうが、時間が経過すればそれ程気にならないでしょう。
さらに馬油は食用にも使えるため、薬剤のような副作用の心配が少ないメリットもあります。最近では馬油が持つ効能に注目が集まり、シャンプーや石けん、クリームなどにも用いられるようになりました。
馬油シャンプーで抜け毛が増えることもある
しかし、馬油シャンプーでかえって抜け毛が増えてしまうことがあります。なぜ抜け毛が増えるのか、それは石油系界面活性剤を使用した馬油シャンプーが見られるからです。
市販の一般的なシャンプーによく使用されているのが、 石油系界面活性剤ですが洗浄力が強いため、洗いすぎると頭皮を乾燥から守る皮脂が落ちすぎることがありました。乾燥によって頭皮環境が悪化すると、抜け毛が増えてしまいます。抜け毛予防に馬油シャンプーを使用する時は、石油系界面活性剤を使用しないものを選びたいところです。
薄毛や抜け毛予防の効果はない?シャンプーはどれも同じ?
馬油シャンプーやアミノ酸シャンプーなど、最近では様々な種類のシャンプーがあります。薄毛や抜け毛を予防するには、どのシャンプーが良いのか気になりませんか?そこで代表的なシャンプーを比較検証していきましょう。シャンプーの選び方が分からない時の参考にしてみて下さい。
3つのシャンプーを紹介
プレミアムブラックシャンプーはアミノ酸シャンプーのジャンルに入ります。石油系界面活性剤は不使用、植物由来成分中心のために安心して使用できるでしょう。頭皮にうるおいを残しながら、栄養補給できるため、頭皮環境の改善が期待できます。
ウーマシャンプープレミアムは馬油を配合したアミノ酸シャンプーです。悪化した頭皮環境を整えたい時にピッタリなシャンプーとなっています。無添加シャンプーのため、頭皮への刺激が気になる方でも安心して使用できるでしょう。
エスコスオーガニックオレンジシャンプーは、オレンジ油を配合したアミノ酸シャンプーです。髪のハリやコシが気になる方にピッタリなシャンプーとなっています。リンス不要でケアできるため、時短にも役立つことでしょう。
3つのシャンプーの比較表
次に上記3つのシャンプーの比較表を記載しておきます。成分や価格など、気になる方は次をご覧下さい。
比較項目 | ブラックシャンプー | ウーマシャンプー | オレンジシャンプー |
成分の数 | 天然植物成分21種類 | 生薬25種類 | 天然成分30種類 |
洗浄成分 | アミノ酸系洗浄成分 | アミノ酸系洗浄成分 | アミノ酸系洗浄成分 |
容量 | 400ml | 300ml | 150ml |
価格(税抜) | 4,800円 | 4,000円 | 1,278円 |
比較すると分かりますが、シャンプーはどれも同じではありません。配合する成分や価格など、様々な違いがあります。人によって相性の良し悪しがあるため、どのシャンプーが良いと断定することはできません。使ってみないと分からないのが正直なところです。
上記の3つのシャンプーのうち、オレンジシャンプーは天然成分の種類が多い上に、価格が比較的安いです。1本1,278円なら自分の頭皮にあうかどうか、試しやすいでしょう。公式サイトには300mLのお得な2本セット3,211円(税抜)もあります。使い続けやすいアミノ酸シャンプーを選びたい方にピッタリです。ブラックシャンプーやウーマシャンプーでは、公式サイトにてお得な定期便があります。使い続ける時は、単品購入ではなく定期便を選ぶと良いでしょう。
日本では薬事法により、シャンプーへの広告表現が制限されています。頭皮環境を整えるという広告表現であれば可ですが、発毛効果があるという広告表現は不可です。つまり、シャンプー剤に育毛、発毛効果は認められていない という事です。
産後の肌荒れ、抜け毛に馬油の効果
産後の肌荒れや乾燥に悩まされている女性によく用いられているのが、馬油クリームです。皮膚に必要な皮脂が不足すると乾燥による肌荒れが発生しやすくなりますが、馬油クリームを塗布すると皮膚を保護してくれます。しかし、馬油を使用しても、薄毛や抜け毛予防ができるのでしょうか?
日本皮膚科学会ではガイドラインを作成しており、薄毛や抜け毛に効果が期待できる方法が一目で分かりやすくなっています。男性型および女性型脱毛症診療ガイドラインにて、最も推奨度が高い「A」を得ている方法は次の通りです。
フィナステリドの内服(女性型脱毛症は推奨度D)
ミノキシジルの外用
フィナステリドは脱毛を予防する効果、ミノキシジルは発毛を促す効果のある成分です。しかし、馬油が薄毛や抜け毛に良いという文字は、男性型および女性型脱毛症診療ガイドラインには見当たりません。
データ参照:『日本皮膚科学会 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン』
男性型脱毛症、女性型脱毛症の場合は、馬油を使用しても薄毛や抜け毛予防が期待できないということです。しかし、頭皮が乾燥している方であれば、馬油クリームや馬油シャンプーでうるおいを与える作用が期待できるでしょう。ただし、もともと脂性肌という方が馬油クリームを使用すると、頭皮の脂分が多すぎる状態になるため、避けたほうが無難です。
馬油で抜け毛を予防する 効果的な使用方法
頭皮を乾燥から守り、抜け毛を予防したい時は馬油100%のクリームを選びたいところです。ソンバーユは成分無調整(化学的な加工なし)の馬油100%のため、馬油が本来持つ効能が期待できます。アレルギーテスト済みのため、アレルギーが気になる方でも、安心して使えるでしょう。しかし、髪や頭皮に使用する場合、どうやって使用すればいいのか、効果的な使用方法が分かり難いですよね?
そこでメーカーに聞いてみたところ、次のような使用方法が良いそうです。
1. 洗髪する前にソンバーユを多めに塗布する
2. 塗布してから20分ほど待つ
3. 洗髪できちんと洗い流す
洗髪後に馬油を塗布するのではなく、洗髪前に塗布することが分かりました。洗い流しても浸透力のある馬油は残るため、頭皮へのうるおいは持続するとのこと。
フケやかゆみが気になる方は、洗髪後にもソンバーユを適量使用すると良いそうです。多少頭皮が濡れており、頭皮が乾燥しないうち馬油を使用したほうが良いでしょう。枝毛や切れ毛、髪の乾燥にお悩みの方は、ソンバーユを塗布し、蒸しタオルで蒸らした後に洗髪すると良いとのことです。
まとめ
ここまで馬油による抜け毛対策や、シャンプー、クリームなどについて紹介してきました。主な点だけ簡単にまとめると次のようになります。
馬油は肌荒れや乾燥肌で悩まされている方にピッタリ
頭皮に馬油を塗布すると、うるおいが期待できる
髪や頭皮に使用する時は、馬油100%のクリームを選ぼう
馬油クリームは洗髪する前に使ってから洗い流そう
馬油シャンプーやアミノ酸シャンプーは頭皮環境の改善は期待できるが、発毛効果は期待薄
女性型脱毛症はホルモンバランスの乱れが原因になるため、馬油を使用しても薄毛や抜け毛の予防は難しいです。しかし、頭皮の乾燥による頭皮環境の悪化が原因の薄毛や抜け毛であれば、改善が期待できるでしょう。産後のデリケートな肌には、人の成分に近い馬油は副作用もないので適していると言えます。産後でも潤いのある肌や頭皮を維持したいというあなたは、一度試してみる価値ありかも知れません。