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毛根を見れば抜け毛の原因がわかる!正常、異常から対策までを紹介

最近急に抜け毛が増えてきた人は、薄毛に注意が必要です。薄毛が気になる時は抜け毛の本数は勿論ですが、抜け毛の毛根もチェックしてみて下さい。毛根の色や形、付いているものなどで、抜け毛の原因が分かることがあります。どんな毛根だと、どんな原因なのか、詳しく知りたい人は先に進んでみて下さい。

抜け毛に注目!まずはヘアサイクルと髪の毛の構成から正常な毛根を知ろう

異常な毛根を知る前に、まずはヘアサイクルと髪の毛の構成から知っておきましょう。ヘアサイクルについて詳しくは次をご覧下さい。

ヘアサイクルってなに?

 
抜け毛に大きく関わっているのが、 ヘアサイクルです。ヘアサイクルには成長期→退行期→休止期の順番に進み、休止期の後はまた成長期に戻るという特徴があります。あくまでも目安となりますが、成長期は4年から6年、退行期は2週間から3週間、休止期は数か月ほどの期間で終了です。

全ての髪の毛が同じタイミングのヘアサイクルではありません。成長期にある毛根は85%から90%となっており、全体的な毛量は維持されていきます。私たち人の髪の毛は約10万本も生えており、1日当たり50本から100本、平均すると64本の髪の毛が抜けていきます。
データ参照:『ヘアケアの科学』

髪の毛はどんな構成になっている?

 
髪の毛は頭皮表面から出ている毛幹、頭皮の下にある毛根に分かれるのを知っていますか?毛根の先には毛球と呼ばれる部分があり、マッチ棒のような膨らみがあります。その毛球の先には毛乳頭と毛母細胞が存在しています。

髪の毛が成長する流れは次をご覧下さい。
1. 毛乳頭は頭皮下の毛細血管から栄養と酸素を受け取る
2. その栄養と酸素をもとに、毛母細胞に指令を出す
3. 毛乳頭から指令を受けて毛母細胞が分裂する
4. 髪の毛を成長させる

抜け毛の毛根をチェックした時、マッチ棒のような膨らみがあれば正常です。多少抜け毛が増えても、正常な毛根であれば薄毛になる心配は少ないでしょう。

毛根の色で抜け毛の原因がわかる

しかし、抜け毛の毛根の色に異常が見られる場合は注意して下さい。日本人の髪の毛の色は黒が多いですが、これはユーメラニンと呼ばれるメラニン色素が多く含まれているからです。年齢を重ねてユーメラニンが少なくなると、黒の色素が抜けていくために白髪となります。20代といった若い人でも、成長し切った髪の毛の毛根は、先の部分の色素が抜けて白っぽくなることが多いです。

毛根をチェックした時に、白っぽい半透明のものが付いていませんか?それは髪の毛の毛根と頭皮を結びつける毛根鞘です。正常なヘアサイクルによる抜け毛にも、毛根鞘が付くことがあるため、白っぽい半透明のものが付いていても大丈夫でしょう。

逆に注意したいのが、抜け毛の毛根が黒い時です。髪の毛が成長し切らないうちに、抜けてしまった可能性があります。正常であれば、4年から6年あるはずのヘアサイクルの成長期が短くなり、早めに退行期→休止期へ入って抜けてしまいます。以前は毛根の先が白っぽい抜け毛だったのに、茶色から黒色に変わり始めたら、ヘアサイクルの乱れを疑ったほうが良いでしょう。

その他にも考えられるのが、頭皮の血行不良です。頭皮に血行不良が起こると、毛根が少しずつ黒く変わることがあります。強いストレスがかかり続けると、血管が収縮しやすいために注意して下さい。

毛根の形で抜け毛の原因がわかる

色の他にも注意したいのが、抜け毛の毛根の形です。以前より毛根の膨らみが少ない抜け毛が増えた時は、毛母細胞の活性が弱まっている可能性があります。偏った食事などで栄養不足になると、毛母細胞の活性が弱まりやすいです。

膨らみが少なくなり、さらに毛根の先が細くなり始めた時は、AGA(男性型脱毛症)の可能性があります。AGAは進行性のある脱毛症のため、一度発症すると少しずつ薄毛が広がってしまうのです。

AGAの原因となっているのが、ジヒドロテストステロン(DHT)と呼ばれる男性ホルモン。DHTには脱毛因子の生成により、 ヘアサイクルの成長期を短くする働きがあります。

その他にも、抜け毛の 毛根の先にひげのようなものが付くことがあります。 ひげが付く毛根も、ヘアサイクルの乱れによって起きることが多いです。
    

毛根がない抜け毛は危険!?

           
中には毛根じたいないという抜け毛もあります。AGAの症状が進行した時に、毛根のない抜け毛が増えることがあるため、既に薄毛が気になり始める頃です。毛根が死んでしまうと、髪の毛の生え変わりが期待できなくなります。そのまま対策せずに放置すると、さらに薄毛が進行し、禿げあがってしまう恐れがあるのです。

毛根がない抜け毛が1本2本増えただけでは問題ありません。しかし、枕に付いた毛根のない抜け毛が毎日10本20本と見られた場合は危険です。抜け毛が気になる人は、常に毛根の状態をチェックしたほうが良いでしょう。

毛根に油が付いている抜け毛は問題?

色素が抜ける、毛根鞘が付く他、毛根に油が付いた時にも白っぽくなることがあります。この場合は 皮脂の過剰分泌 が原因である可能性大です。頭皮には皮脂をエサにする常在菌が居ます。

皮脂の分泌量が過剰になると常在菌が繁殖し、頭皮に 炎症が起きることがあります。頭皮に炎症が起きると、頭皮環境が悪化し、髪の毛の成長が悪くなるのです。皮脂の過剰分泌は次のような原因で発生するため、心当たりのある人は注意したほうが良いでしょう。
肉類ばかりの偏った食事
睡眠不足やストレスなど生活習慣の乱れ
 洗浄力の強いシャンプーでの洗いすぎ
その他にも、加齢や遺伝なども皮脂の分泌量に関わってきます。
          

注意が必要な毛根には原因別抜け毛対策が効果的

    
注意が必要な毛根が見られたら、薄毛が進行しないうちに対策したいところです。次に原因別に抜け毛対策をまとめてみましたので、参考にしてみて下さい。

毛根が黒い時、ひげが付く毛根への対策

毛根が黒い時、ひげが付く毛根が見られる時は、育毛剤に注目してみて下さい。育毛剤の中には、ヘアサイクルの乱れを整える成分配合のものがあります。血行促進が期待できる成分配合の育毛剤もあり、血行不良によって毛根が黒くなっている時にも有効です。育毛剤を使用する時に、頭皮マッサージを行うと良いでしょう。

毛根の先が細い時の対策

AGAによって毛根の先が細くなっている時には、DHTを抑制する成分を配合する育毛剤が有効です。育毛剤を使用する時に気になるのが副作用ですよね?しかし、植物由来の成分のため、正しい使用方法なら副作用の心配は殆どありません。無添加の育毛剤を選べば、さらに安心でしょう。

毛根がない時の対策

毛根がない抜け毛が増えて、薄毛が広がっている時は育毛剤だと遅い場合があります。そんな時はプロペシアやミノキシジルといったAGA治療薬を使うと良いでしょう。プロペシアはDHTを抑制し、抜け毛を抑える効果、ミノキシジルは血行を促進し、発毛を促進する効果があります。

ミノキシジルを配合した発毛剤であれば、通販でも購入できます。しかし、プロペシアは市販されていませんので、医師から処方を受けて下さい。

AGA治療薬ではどの位で効果が出るのか分かり難いですよね?そこで医師に質問してみたところ、効果が出るまで3か月から6か月はかかるとのことです。AGA治療薬には風邪薬のような即効性は期待できないことが分かりました。

6か月過ぎても効果が出ない時は、AGA治療薬の使用を中止し、他の治療方法を検討する必要があるとのことです。AGA治療薬は誰でも効果の出る薬ではないようです。

毛根に油が付いている時の対策

毛根に油が付いている時は次のような対策を行いましょう。
 肉類や野菜類、果物類、海藻類など、栄養バランスの取れた食事
十分な睡眠時間やストレス解消などで生活習慣を整える
マイルドな洗浄力のシャンプーで適度に洗う

抜け毛がストレスとなり、そのストレスが抜け毛に繋がると悪循環に陥りかねません。過剰に考えすぎないことが大切です。過剰な皮脂分泌を抑制し、頭皮環境を整える成分配合の育毛剤という対策も良いでしょう。

育毛剤ごとのメリット・デメリット

次に期待値の大きな育毛剤をいくつかピックアップし、メリット・デメリットを比較しておきます。どの育毛剤が良いのか分からない時の参考にしてみて下さい。
<イクオス>
メリット・・・低分子ナノ水により浸透しやすい。厳しい品質管理を行っている国内工場で生産。厚生労働省から認可を受けているため信頼性が高い。
デメリット・・・30日間より長いが返金保証は45日以内。

<ブブカ>
メリット・・・育毛強化、発毛促進、毛髪維持が期待できる成分配合。べたつかずにサラッとした使い心地。定期コースにはシャンプーやサプリのセットもある。
デメリット・・・返金保証が30日間と短い。

<チャップアップ>
メリット・・・永久返金保証付きだから安心して試せる。多種類の育毛成分、アミノ酸を配合している。厳しい商品検査を行っており、高い品質が期待できる。シャンプーやサプリのセットもある。
デメリット・・・1本7,400円と価格が高い。

まとめ

ここまで正常な毛根や危険な毛根、危険な時の対策などについて解説してきました。簡単にまとめると次のようになります。
 毛根にマッチ棒のような膨らみがあれば正常な抜け毛
 毛根の色が黒い時は注意
 毛根の膨らみが少ない、毛根の先が細い時は注意
 毛根の先にひげが付いている時は注意
 毛根がない時は要注意
 毛根に油が付いている時も注意
 抜け毛の原因にあった対策が大切

抜け毛が増えてもまだ20代といった若い頃であれば、対策により髪の毛が戻ることが期待できます。ただし、毛根が死んでしまうとAGA治療薬でも効果が期待できなくなるため、早めに行動を起こしましょう。