髪の力    ~薄毛研究室~

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深刻な薄毛問題 食事にはどう向きあえばいい?

男性のなかには20歳あたりから既に、薄毛の気配を感じている方がいます。 独身の男性なら薄毛になってしまい、このままひょっとしたら結婚出来ないのではないかという心配をしている方もいます。 髪の毛で、男性の運命は変わると言っていいかも知れません。そこで、今回は髪と深い関係がある食事について考えてみたいと思います。

薄毛と食事の関係

最近では、クリニックの治療も進歩し、薄毛は治る時代になりました。恵まれているとも言えますが、お金がない為に積極的に治療と向き合えない人がいるのも事実でしょう。お金をかけずに、まず、自分にいま何が出来るのか考えてみませんか?

例えば、独身、既婚によっても生活環境は変わってきます。仕事にも慣れ、責任ある内容を任される立場にある独身男性にとっては、食事に気をつけろ、バランスのいい食事を摂れと言われても、当然そんな事は無理なわけです。付き合いで飲み会も多い事でしょう。揚げ物や、高カロリーの物を摂取するという理想とは程遠い生活をしているのではないでしょうか。

薄毛対策に意外と大事な食生活

どんな生活環境の中にあったとしても、大事なのは、薄毛に効果的な食べ物はなにかを知り、無理なく、長く続ける精神です。 お金をかけなくても、薄毛対策は時間をかけることで実現することができます。

何より大事なのはバランスのいい食事

一般的に言われることですが、 バランスのいい食事は、薄毛対策の基本です。 ダイエットを一生懸命している人たちは、栄養不足から髪の毛に相当ダメージを与えてしまっているのです。バランスのいい食事とは、あるきまった栄養素に偏らないという事です。 炭水化物・糖質や脂質を摂りすぎないことでもあり、肉中心から魚・野菜中心の食生活に変える努力も必要になって来ます。

ただし、肉をとらないということではなく、 肉も栄養には大事なので、意識的に減らしていく程度です。一週間のうち、お肉を食べる日は、一度か二度程度を目安にするといいでしょう。出来れば夕食は避けて昼食で摂る方が効果的です。

あとの日は出来る限り、魚介類を意識して摂取するようにして、 野菜、キノコ、海藻も意識して、 ビタミン・ミネラル・食物繊維などバランスよく摂取するようにしてください。

忙しいあなたにプチ情報

理想は分かっていても、中々食事にまで気が回らない、作る暇なんてないという人の為に、何かいい方法はないかと知人の栄養士さんに聞いてみました。お勧めは、レンジでチンするだけで美味しく食べられるお手軽料理だそうです。

白菜、もやしなど深いお皿に入れて、その上に豚バラを並べてラップをかけてチンするだけ、油も使わないし、ポン酢で食べると簡単ヘルシー料理の出来上がりです。 豚肉にはビタミンB1が豊富で糖質の代謝を助けるので、ぜひ試してみて下さい。

また、出来合い弁当等では野菜が不足するので、豚汁や具だくさんの野菜スープを作って、冷凍できるものは小分けして1回分ずつ冷凍保存しておくと便利ですね。冷凍が難しい物は、2~3回分を作って、タッパに入れて冷蔵庫で保存すれば、翌日も食べる事が出来ます。作り置きレシピ本も沢山出ているので参考にしてみて下さい。

薄毛に効く食べ物って何?

薄毛に効果的な食べ物って実際にあるのかと疑問に思う人もいるのではないでしょうか?何回も言いますが、薄毛にはバランスのいい食事が一番です。しかし、髪の成長を助ける栄養素、不足すると髪の成長に悪影響を与える事から積極的に摂った方がいい栄養素というものがあります。それは大きく分けて、
「たんぱく質」「亜鉛」「ビタミン」
です。

薄毛対策に必要な栄養素「タンパク質」


たんぱく質は、 アミノ酸で形成され、頭皮を構成するのに欠かすことができない成分です。
髪の毛に対してもいい効果を期待することができます。実際には、髪の毛自体、90%以上がケラチンというたんぱく質で作られています。たんぱく質が不足すれば、髪の毛が細くなったり、薄毛の原因を作ってしまいます。

薄毛対策に必要な栄養素「亜鉛」


亜鉛は、タンパク質を形作るのに必要で、亜鉛がなければ髪に栄養分が行き届きません。
そして、 亜鉛は、残念な事に、ストレスや大量の飲酒によって消費されていくので、人によっては不足しがちな栄養素でもあるのです。 牡蠣、レバー、チーズ類、乳製品、すりごま、豆類などが亜鉛の多く含まれる食品ですので、意識して摂る様にしてみましょう。

薄毛対策に必要な栄養素「ビタミン」


ビタミンは、皮膚代謝を促したり、細胞分裂のサイクルを正常にしてくれます。
ビタミンはほとんど体の中で作られない為、食事で摂る必要があります。 ただし、ビタミンB群の様に水溶性のものは、一定量以外は体から排せつされてしまうので、同じものをたくさん摂ればいいというものではありません。

薄毛予防に効果あり?「イソフラボン」

薄毛にイソフラボンは効果があるのかという研究は日本でも進んでいます。イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンと構造がよく似ている為、DHTを減らす と言われています。


DHTといえば、ご存知AGA(男性型脱毛症)の原因となるジヒドロテストステロンです。
しかし、DHTが少し減ったくらいでは、男性ホルモン受容体の感受性なども関わってくるため薄毛対策には不十分と言う意見もあります。

ただ、女性ホルモンは髪を育てる働きがあるので、豆乳など豆製品を積極的に摂る事は髪の毛には良い事に間違いないでしょう。豆類や豆乳が苦手な方は、SOYJOYなどの栄養補助食品で手軽に補うなんて方法もありではないでしょうか?

薄毛に悪影響を及ぼす食生活とは

薄毛予防の為に避けたい「糖質」

逆に、薄毛に良くない食事があれば、それに対しても注意をしたいものです。 糖分が多い食事は、薄毛のリスクが高いと言われています。糖分を多く摂取すると、エネルギーに変えていく過程で、細胞の代謝を促進する作用を持つ栄養素であるビタミンB群を消費していきます。 ビタミンB群は、薄毛対策にも大事な栄養なのです。

また、 高カロリーのものを摂取し続けると、皮脂が過剰に分泌され、血流が悪化し、頭皮環境が悪くなってしまう事が予想されますので、カロリーの取り過ぎにも注意が必要です。

薄毛予防の為に避けたい「アルコール」

アルコールは適量であれば問題はありません。ただし、アルコールは飲み過ぎることで、亜鉛やビタミンが多く消費されてしまうことになるので、栄養が足りなくなって髪の毛に良くありません。

付き合いであっても、好きなだけ飲むのではなく、飲みすぎない様に自分でコントロールしましょう。そして、飲み過ぎの頻度や飲み会の間隔なども注意する様にしましょう。

薄毛予防の為に避けたい「タバコ」

タバコはストレス発散、精神安定効果があるという人もいますが、 タバコを吸う事で血管が収縮するので、頭皮の血行不良を起こします。そして、タバコを吸う毎にビタミンが破壊されていきます。

この機会に禁煙を考えてみてはいかがでしょうか?

サプリは薄毛に効果あるのか?

仕事が忙しい独身男性は、髪にこれがいいと聞けば、せめてサプリメントで補おうと考えるものですよね。食材の様に腐っていく事もなく、栄養補助食品として、手軽に買えて、長期間保存できるのが有難いです。

ノコギリヤシ・亜鉛・チョコラBB・イチョウ葉エキス・マルチビタミン・コラーゲン、イソフラボン等々薄毛に良いと言われるサプリはいくらでもあります。中には 育毛サプリ という種類のものまでありますが、維持していくには少し高い出費になりそうです。 育毛のサプリメントの目的は、髪のもとになる栄養を効率よく補給して薄毛の予防・改善を目指すことです。

前述したように、たくさん取っても、一定量以上は排せつされてしまう栄養素もあります。基本は栄養素をバランスよく摂る事ですので、自分の食生活に足りないものを、上手に補ってみて下さい。

薄毛に効果的?サプリの豆知識「フィッシュオイル」と「コラーゲン」

フィッシュオイルは、血液を正常な状態に保つ効果が期待できる成分 です。悪玉コレステロール、中性脂肪を減らす効果があります。脂体質で頭皮の皮脂が多い人には効果が期待できるかも知れません。

更にコラーゲン不足で、薄毛症状を招く と言われています。発毛メカニズムと関係ある毛包幹細胞を維持するためにもコラーゲンが必須とも言われています。

食生活を改善して効果が表れるにはどの位の期間かかるのか?

食事に向きあうのは、時間をかけて体質改善をし、薄毛対策をするという発想です。薄毛には、遺伝要素もあると言われていますが、 そこには生活習慣による環境的要素も含まれています。ただし、体質改善は、簡単に出来ることではありません。

人の身体は、毎日少しずつ細胞が新しく入れ変わって新陳代謝が行われています。それぞれの器官によって周期も違うのですが、 細胞全部が入れ替わるのは、 「6~7年」の時間がかかると言われています。因みに 髪の毛は成長期(3~6年)、退行期(2~3週間)、休止期(2~4ヶ月)というヘアサイクルです。

血液は120日程度で入れ替わると言われているので(赤血球の寿命は約120日と言われている)、薄毛効果を期待するのは、だいたい、 120日あたり(およそ4ヶ月)が最低レベルと考えてみましょう。

脂体質の薄毛を食事で治す方法

夕方には髪がべた付く、皮脂が出やすい体質だと言われた経験のある人は意外に多く、この皮脂が頭皮環境を悪くして、薄毛の原因を作っているという事が時にあります。

お肉、揚げ物大好きという方々は、頭皮がべたつく傾向があります。豚バラ・牛カルビ・鳥モモ肉には、油分が多く、過剰摂取の油分が中性脂肪へと変わって、頭皮の中性脂肪が増えてしまうことになります。鳥ムネ肉やササミなど食べる習慣を持てば、皮脂にもいい影響を与えてくれるでしょう。

まとめ

■薄毛に効果的な食べ物は何かを知り、無理なく長く続ける事が大事
■バランスのいい食事は、薄毛対策の基本 
■薄毛対策に必要な栄養素は「たんぱく質」と「亜鉛」「ビタミン」
■薄毛対策の為に避けたい「糖分」「アルコール」「タバコ」
■補助的なものだけど、サプリメントを上手に使おう
■体質改善には時間がかかる

自分の置かれた環境の中で、自分の問題点、改善点を一度考えてみませんか?少しの工夫で、頭皮環境が変わってくるかもしれません。