老化に負けない!抜け毛をカバーして輝く女性になる方法
私たち人には老化現象というものがあります。人によっては髪の毛にも老化現象が起こり、抜け毛が増えることがあります。特に女性に老化現象による抜け毛が増えると、大きな悩みになります。今回の記事では、老化現象による抜け毛とは何なのか、予防する方法はあるのかなどについて解説していきます。老化に負けたくないという女性は注目してみて下さい。
老化現象の抜け毛とは
人の髪の毛の毛根には毛母細胞と呼ばれる細胞があります。この毛母細胞が分裂することで、髪の毛が成長していくのです。人の細胞は年齢とともに老化が進んでいきますが、それは毛母細胞も同じです。
毛母細胞に老化現象が起こると、本来持っている働きが弱まっていきます。10代20代といった若い頃は老化現象が見られなくても、30代40代に入ると次第に自覚していくようになるでしょう。
抜け毛が心配になり、皮膚科を受診した時に、「老化現象が原因です。」と言われた事はありませんか?皮膚科の医師から「髪の毛をキツくしばらないこと」「シャンプーで汚れを洗い流すこと」と言われることもあります。
これは髪の毛をきつくしばると 毛根に負担がかかり、余計に抜け毛が増えやすい からです。老化現象が始まり出した毛母細胞は少しの負担でも影響を受けやすいために注意が必要です。また、頭皮に汚れや皮脂が付着したままだと、頭皮が不衛生になります。雑菌が繁殖し、頭皮に炎症が起きてしまうと、抜け毛が増える ことがあるため、シャンプーで汚れを洗い流すことを指導されたのだと思われます。
この様に、基本的には老化による抜け毛については毛根に負担を掛けない事や余分な皮脂や汚れを洗い流す事など、頭皮環境の改善を行う事が、最も一般的に推奨された治療法なのです。
老化による抜け毛!これからどうなる?
個人差がありますが、40代も後半に入ると老化による抜け毛が増えることがあります。特に女性は抜け毛が増えると、これからどうなるのか気になりませんか?
女性に見られる薄毛のうち、加齢が原因となるのが「びまん性脱毛」です。「びまん性脱毛」の症状は、次のように進行していくことが多いです。
1. 髪の毛のハリやコシがなくなってくる
2. 髪の毛が細く弱弱しくなる
3. 分け目が目立ってくる
4. 頭頂部(つむじ)部分が目立ってくる
5. 頭部全体的に薄くなっていく
「びまん性脱毛」の症状が進むほど、悩みが大きくなるため、なるべく早い段階で対策を行いたいところです。次からは老化現象に対抗できる対策について紹介していきましょう。
頭皮マッサージで老化による抜け毛を改善
老化現象は毛母細胞だけではありません。 頭皮に老化現象が起こると、頭皮が硬くなって血行不良が生じやすくなります。身体のあらゆる細胞に栄養と酸素を届けているのが血液です。血行不良によって毛母細胞に必要な栄養と酸素が足りなくなり、抜け毛が増えてしまうことがあります。
そんな血行不良を改善したい時に有効なのが、頭皮マッサージです。頭皮マッサージによって硬くなった頭皮を柔らかくし、血行を改善させていきます。具体的には次のような手順で、頭皮マッサージを行うと良いでしょう。
1. 人差し指、中指、薬指の3本の指を使う
2. 指の腹を使い、側頭部から頭頂部にかけて頭皮を動かす様に上下させる
3. 頭頂部を指で押さえるように刺激する
4. おでこの生え際から頭頂部にかけて、頭皮を動かす様に上下させる
5. 手のひらをこめかみ部分に当てて、頭皮を回す様にマッサージする
生え際、頭頂部、側頭部、それぞれの部位で1分から2分ほどのマッサージ時間が目安です。2日おき、3日おきではなく、毎日頭皮マッサージを行って下さい。強く押したり、擦ったり、刺激の強い頭皮マッサージを行うと血管が傷つく恐れがあるために注意しましょう。
百会というツボを刺激しよう
人には様々なツボがあるため、抜け毛予防に繋がりそうなツボがあるのかどうか気になりませんか?マッサージ師の方に聞いたのですが、頭頂部の中心には百会というツボがあるそうです。百会を刺激すると、ストレスの緩和や抜け毛予防、血行促進などの作用が期待できると言っていました。
頭頂部をマッサージする時は、百会を刺激したほうが良いことが分かりました。仕事で一日中パソコンしている方は、血行不良が起こりやすいため、一定時間ごとに立って背伸びやストレッチなどを行ったほうが良いとのことです。
老化による抜け毛に育毛剤という選択
頭皮マッサージの他、老化による抜け毛予防が期待できるのが育毛剤です。マイナチュレという女性用育毛剤では、27種類もの植物由来成分を配合しており、次のような作用が期待できます。
育毛促進
抜け毛や薄毛の予防
フケやかゆみ
産後の抜け毛
養毛など
男性用育毛剤では、男性ホルモンを抑える成分を配合するものが多いです。抜け毛や薄毛で悩まされている女性は、女性用育毛剤を選びましょう。
口から飲む女性用の育毛剤もある
その他にも、パンドガールという女性用の育毛剤があります。マイナチュレは頭皮に塗る育毛剤ですが、パンドガールは口から飲む育毛剤です。パンドガールでは髪の毛のもとになるアミノ酸やタンパク質、ケラチン、ビタミンなどを配合しており、老化による抜け毛予防にも使えます。
頭皮の血行不良を改善し、発毛を促すミノキシジルという成分には副作用がありますが、パンドガールには殆ど副作用がありません。副作用を心配することなく、飲み続けられるのがパンドガールの良いところです。クリニックの女性用薄毛治療にも用いられているため、パンドガールの効果は確かですが、個人差があることを理解しておきましょう。
パンドガールにはスイス製とオーストラリア製があります。製造国が違うと、効果も違うのか気になることでしょう。スイス製のパンドガールでは、アミノ酸の一種であるL-シスチンが20mg配合されています。スイス製に対し、オーストラリア製のパンドガールでは220mg配合です。オーストラリア製のほうが、育毛が期待できるL-シスチンの配合量が多くなっています。
しかし、スイス製には配合されているケラチンが、オーストラリア製には見られません。どちらが優れているのか、ハッキリ断定するのは難しくなっています。分からない時はスイス製を試してみて、効果が出なかったらオーストラリア製のパンドガールに切り替えると良いでしょう。
早めに効果が期待できるHARG療法
育毛剤による対策を行っても、抜け毛の改善が見られない…。そんな時は薄毛治療のクリニックにてHARG療法を受けるという方法もあります。HARG療法は幹細胞から抽出した多種類の成長因子を直接頭皮に注入し、発毛を促すという薄毛治療です。
女性の老化による抜け毛や薄毛にも、効果が期待できます。女性の場合は早めに効果が出やすい上に副作用の心配も少ないなどのメリットがありますが、その代わりに 治療費が高額というデメリットがあります。
老化に負けない!抜け毛をカバーして輝く女性になる方法
育毛剤にしても、薄毛治療にしても、抜け毛や薄毛を改善させるには時間がかかります。その間、ずっと抜け毛や薄毛に悩まされるのでは、気持ちが落ち込みませんか?
そんな時に便利なのが、パウダーやウィッグを使う対策です。パウダーやウィッグであれば、すぐに抜け毛や薄毛のカバーができます。お出かけするのに抵抗がなくなれば、気分も明るくなることでしょう。
パウダーって何?
微細な繊維を頭にふりかけて、抜け毛や薄毛をカバーするのがパウダーです。静電気を利用して髪の毛に繊維を付着させるタイプのパウダーがよく見られます。人工物を頭にふりかけると何らかの異常が出ないか気になることでしょう。
そんな時でも安全性の高い繊維を使用しているパウダーであれば、副作用の心配が少ないために安心です。パウダーなら手軽にボリュームを増やせますが、薄毛の症状が広い範囲に及んでいる場合は、カバーし切れないことがあります。
広範囲のカバーができるウィッグ
パウダーでカバーし切れない時は、ウィッグを使用するのも一つの方法です。ウィッグには人毛と人工毛があり、それぞれメリット・デメリットが次のように異なります。
<人毛ウィッグ>
メリット・・・見た目と手触りが自然
カラーリングやパーマができる
自毛のようにスタイリングできる
普段使いのシャンプーで洗える
自毛によく馴染む
デメリット・・・価格が高い
時間とともに色褪せする
メンテナンスに手間がかかる
スタイリングの維持に手間がかかる
<人工毛ウィッグ>
メリット・・・価格が安い
色褪せが少ない
メンテナンスが楽
デザインがオシャレ
耐熱ウィッグならドライヤーが使える
デメリット・・・安価なものは見た目が不自然
静電気が起こりやすい
パーマやカラーリングが難しい
洗う時に専用シャンプーが必要
ウィッグなら頭に着用するだけ、手っ取り早く広範囲のカバーができます。中には生え際やうなじも出せるウィッグを用意する女性医療用ウィッグ専門店もありますので、メリット・デメリットを踏まえて自分にあったウィッグを選びましょう。
まとめ
ここまで老化現象による抜け毛や、その対策などについて紹介してきました。最後に主な点だけまとめておきましょう。
抜け毛の増加には老化現象という原因がある
毛母細胞の他、頭皮や血管も老化する
老化現象による抜け毛でも、育毛剤や薄毛治療などの対策がある
内服薬のパンドガールは老化現象による抜け毛にも効果が期待できる
手っ取り早く抜け毛をカバーしたい時は、パウダーやウィッグが便利
老化現象による抜け毛では対策のしようがない…と思う女性は多いでしょうが、探せば意外とあるのです。最初から諦めてしまうのでは勿体ないですよね?抜け毛や薄毛が気になり始めた40歳以降の女性は、今回の記事を参考にしてみて下さい。